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【中国の武術一覧】中国に伝わる武術の拳法・流派の種類11選!

中国や香港のアクション映画で有名な、ジャッキー・チェンやブルース・リーなども習得している中国武術が大流行しています!もちろん戦闘としてではなく、しなやかな体の動きや呼吸法など健康療法としてですけどね…。もはやヨガに近いかも!

実は中国武術の別名が、よく聞くカンフーです。『ホァッチャー』『アタタタタ』などなんか聞き覚えがありますよね?だいたいそれがカンフーなんだなぁって思っていましたが、実は中国武術にも多くの流派があります。その数は数え切れないほどになってますが、今回は原型となったものを紹介していきます!

大きく分ければ3つに分類されます。筋肉モリモリ武闘派の『外家派』、呼吸法や柔軟な動きの『内家派』、中国の南方で生まれた『南派武術』です。

一言で言っちゃえば『少林拳』、これこそが中国最古の武術であり、数ある拳法の中の王様的存在です。

北派 (外家拳)

少林拳 (しょうりんけん)

中国の拳法といえば少林拳!って言われるほど有名な武術です。かなり日本でも取りあげられることも多く、映画では『少林サッカー』や『少林カンフー』など有名な映画が多く、なんとなく名前は知ってる方は多いかもしれませんね。

そんな少林拳は、中国で最も古い武術と言われており、インドからの仏教の布教で訪れていた達磨大師によって創設されました。インド出身の達磨は、少林寺に仏教を教えようとしましたが、僧侶たちの体力のなさに驚きました。そうして達磨は、インドの武術であった『カラリパヤット』を少林寺で教えました。そのため中国の僧侶は少林寺で教わった拳法を『少林拳』として広めたと言われています。

1,000年以上の歴史をもつ少林拳は、多くの流派の原型の元と言われています。古くより、少林拳こそ最強との呼び声が高かった為、『天下のカンフー少林より出ず』と言われていました。

蟷螂拳 (とうろうけん)

中国の山東省が起源であると言われている蟷螂拳ですが、そもそも蟷螂(とうろう)というのは『カマキリ』という意味があります。その時のごとく、両手を鎌のように構えて、まるで鎌を振り下ろすように戦う拳法です。

創始者である王朗という人物は、武術かであり、中国全土を練り歩き武術を学ぶ修行をしていました。腕前は誰よりも強く、軽々と全土の猛者たちを破っていましたが、1人だけ勝てなかったのが少林拳でした。

その少林拳を使う僧侶を、なんとか倒そうと修行をしていると、カマキリが蝉を捕まえる瞬間を目撃し、その動きを真似した蟷螂拳を編み出しました。そうして、少林拳にリベンジし勝利を収めました。一時は最強と言われた中国拳法の一つになりました。

査拳 (さけん)

拳だけで戦う他の拳法とは一味違うのが査拳です。主には蹴りや武器を使った拳法であり、酔拳で有名になったように、相手に行動パターンが読まれないような足運びや体を最大限に使ったダイナミックな技などが特徴的です。

明の時代に、査という人物によって編み出され、中国の北方回族と言われたイスラム教徒に広く使われるようになりました。その目的として、倭寇と言われる日本の海賊を撃退するために査拳を北方回族の皇帝が習得するように広めました。

翻子拳 (ほんしけん)

河北省に伝承された翻子拳は、伸びやかな他の拳法と違い、腕力を全面的に押し出し相手を圧倒する拳法です。いわばボクシングのように、目にも止まらない高速パンチを繰り返します。そのパンチは、『雨嵐』『機関銃』とまで言われるようになりました。

しかしボクシングのような正拳突きではなく、縦方向に回転させるように回転数で少しづつ相手を圧倒して、相手に反撃されないように自分のペースに持っていくための拳法です。

八極拳 (はっきょくけん)

腕力自慢にオススメなのがこの八極拳です。 八極拳の名前の由来には、八極という八方の極遠(かなり遠く)まで相手を吹き飛ばすと意味があります。

他の拳法には、基本的に見せかけの演目があり、型の綺麗さを競うというものがありますが、八極拳は超実践タイプであり、実用性を重視しているので存在しません。

近接攻撃をするときに効果的な戦い方であるため、相手を吹き飛ばすような腕力が必要になります。美を感じる他の拳法とは異なり、少し荒々しさもあったりします。

北派 (内家拳)

太極拳 (たいきょくけん)

中国にいかれたことのある方は、公園などで太極拳をしている年配の人を見たことあるかもしれませんね。格闘技や護身術でもある太極拳は、正しい体の基本的な使い方をしているために、健康療法として行われています。

少林寺で修行した僧侶が、呼吸法を追加でアレンジして生み出されたのが太極拳と言われています。激しい動きは少なく、流れるようなゆったりした動きから素早い攻撃と言った『静と動』を体現したような拳法です。

少林拳と太極拳は似たり寄ったりな部分も歴史的にはありますが、日本でも人気を二分化するような中国特有の武術です。

八掛掌 (はっけしょう)

中国の拳法は、名前の通り『拳』を使って攻撃や防御を繰り返しますが、八卦掌だけは『掌』を使います。八卦という陰と陽を用いた魔法をかけるかのように、円を手で描きながら戦います。

拳にしないで戦うのには理由があり、あまり攻撃することが目的ではない拳法である所以です。敵の攻撃を掴んで防いだり、技の威力を受け流し、あわよくばその反動で自滅を誘うことだってできます。

歴史とともに流派も増えたため、64回もアレンジが加えられ、攻撃的な八卦掌も生まれています。それだけ、基本の形が万人ウケしている証拠だと思います。

形意拳 (けいいけん)

八極拳と同じように接近戦に長けており、『心・意・気』を含めてた、高い戦闘能力を持ち合わせているのが形意拳です。原型とされているのが、槍術に優れていた姫際可の槍の動きを拳に変えたバージョンです。

そこからアレンジが加えられて、猛獣が獲物を取るような俊敏さや捕食姿がインスピレーションになり、12種類もの動物の動きを真似したような方があります。

相手の攻撃を受けている時に、防御に入らず、自分の攻撃の技を繰り出して前進し続けるのが形意拳のモットーでもあります。

南派武術

洪家拳 (こうかけん)

アクション俳優や酔拳で知られる、ジャッキーチェンも洪家拳を習得していることで人気の拳法です。

昔の中国の反社会的組織の間で広まり、その拳法の即効性や実戦でも負け知らずの流派として、皆が真似をするようになりました。そのルーツは、やはり少林拳にあり、虎や鶴の真似をした形があります。

独特の呼吸法には、笑い声にも聞こえるような特徴があります。船で戦うことを想定して編み出された拳法のため、低く重心を落とした姿勢から、破壊力抜群の強い突きや蹴りを間髪入れずに打ち込みます。

詠春拳 (えいしゅんけん)

最近映画化されて人気沸騰中の、ブルースリーの師匠である『葉問』の流派として人気を博しています。広東省で広まった詠春拳は300年もの歴史があり、香港映画やハリウッド映画にも登場するなど、今のアクション映画に欠かせないものとなりました。

相手の攻撃を手で交わしつつ、隙を見ては強烈な一撃を放ちます。元は女性が考案したとされており、今では護身術として幅広い世代に人気があります。

ブルースリーが詠春拳を学び、ジークンドーの基礎にしたと言われています。

白鶴拳 (はっかくけん)

中国の福建省や、その海の先にある台湾で爆発的に流行したの白鶴拳です。元は少林拳を習得していた絶世の美女と言われていた方七娘によって考案されました。

修行中に奇妙な姿で飛んでいた鶴を見かけたため、そばにあった箱を投げつけると、ひらりと避けられました。また棒を投げつけると、羽で叩き落とします。それがインスピレーションとなり、方七娘は少林拳をアレンジし、独自の白鶴拳を作りだしました。

その鶴の真似は姿だけではなく、呼吸法にも取り入れられており『クェ〜』『キョ〜』と言った、内部の気功を活発化させる目的もあります。

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