人気記事!
【新型コロナ】中国ウイルスや武漢ウイルスと呼ばない理由

中国の武漢市で集団感染を起こし、全世界を震撼させた悪魔のウイルスである『新型コロナウイルス』ですが、通常の感染症と違い予期せぬ事態が起きました。

中国で発症が確認されたコロナですが、中国政府が患者の情報を隠蔽し、世界の感染症予防の初動を遅らせパンデミックを起こしたと非難されています。

そのせいで、同じアジア人である『日本人、韓国人』やアジアの諸外国の人に対して差別が行われています。そのせいで海外に住んでいるアジア人や在日中国人も責任感からか肩身を狭くしている人も少なくありません。

毎日コロナの話題でひっきりなしですが、ある日ある言葉を聞きました。『武漢ウイルス』『中国ウイルス』に改名しろ!と。その時発言していた人は忘れましたが。たしかに『コビット-ナインティーン』なんか言いにくいし、地名出した方がわかりやすいし!(少し共感してしまいました)

多分同じ考えの人がいるはず!って事で『なぜ中国ウイルスと呼ばれない、呼べないのか』調べてまいりました。

新型コロナウイルスとは?

中国の武漢市で発症

出典 http://swsm.net/default1.php/index/detail?tid=560248

コロナは全世界に多大なる影響を与える、国家の機能を停止させるほど猛威を振流っているウイルスですが、その起源は中国の湖北省武漢市から始まりました。

2019年11月17日に『原因不明のウイルス性肺炎』として、地元の男性が始めて確認され、続々と感染者が確認されました。その後ウイルスの発生源として特定されたのが、武漢市にある『武漢華南海鮮卸売市場』という、業者や市民の台所として愛されている場所でした。

感染者が増加し続けた為、1月23日に武漢市は都市封鎖を行いました。1月31日にWHOは『緊急事態宣言』を発令し、最高レベルの感染力があるとして世界に警告しました。しかし、感染は全世界に広まりアメリカやヨーロッパを中心に最大級の感染者を出してしまい、社会・経済的影響を引き起こしました。

コロナウイルスの感染源

感染が確認された武漢市の海鮮市場ですが、海鮮だけではなく食用の野生動物も販売されていました。中国の研究グループによれば、SARSの時の感染源と同様にコウモリが感染源とされ、売られていた蛇やセンザンコウを介して人間に伝播したとされています。

連日テレビやネットで放送されているように、飛沫感染や接触感染が確認されているので、感染ルートはインフルエンザと同じです。感染からは数日間潜伏期間があり、現状2〜14日と人によってバラバラですが、症状が出ない無症状患者が確認されています。症状としては、発熱や咳といったインフルエンザの初期症状に似ていますが、肺を突き刺される痛みの肺炎を伴うことがあります。また持病によっては合併症を引き起こし重体になる恐れがあります。

コロナによる経済損失

中国国外で初めて1月13日にタイで感染者が確認されました。その3日後に日本で確認され、韓国やアメリカなど一週間のうちに世界中で感染者が確認されました。

アジア開発銀行が4月3日に世界全体のコロナによる経済損失を試算したところ損失額は400兆円と予測しており、GDPを4.8%も押し下げました。

最も感染者が多いアメリカでは100億円、ドイツは22兆円、日本でも27兆の経済損失で日本のGDPを5%も下げると予測されています。日本でも緊急事態宣言やオリンピック延期のダブルパンチで、戦後最悪の経済不況と言われるほどです。

なぜ中国・武漢ウイルスと呼ばれない?

過去の感染症はどうやって命名された?

感染症が好きな人はもちろんいませんし、小学生の時を思い出すと『〇〇君の菌』など聞いたことありませんか?もちろん言われた方も嫌ですし、聞くのもいじめの目撃者としていい気持ちはしませんよね。大きい小さい問題ではなく、感染症に名前を付ける際は、かなり慎重に付けられているそうです!

過去に発生した感染症を例に出せば、発見されたウイルスの名前を付けるのが1番とされています。『エボラウイルス』『ジカウイルス』や、今回の『コロナウイルス』など由来の起源が分かりやすく浸透しやすいとされています。

しかし、地名で付けられてしまう例も同様にあります。1973年にスウェーデンのストックホルムで発見された『人質が犯人に好意を抱いてしまう』という極限状態の時に人間の本質が出ることを、地名に由来し『ストックホルム症候群』と名付けられました。また記憶に新しい2012年の『中東呼吸器症候群(MARS)』は中東で多くの患者を出したために命名されました。

スペイン風邪はいいの?

もう少し分かりやすい例を出すとすれば『スペイン風邪』を聞いたことありますか?1918年に世界的に大流行し、2000万人〜4000万人が死亡したと言われる最大級のウイルス感染症です。

スペインで最初に集団感染が発見されたために『スペイン風邪』と呼ばれるようになりました。しかしスペイン人が元凶ではなく、アメリカ軍の駐屯地が発生源とされ、戦争に参加していた兵士によってスペインに持ち込まれたことが確認されました。

そのため『アメリカ風邪』に改名が必要だとされましたが、地域や地理的な差別を避けるために『1918年の大流行』として扱われるようになりました。

地域を感染症の名前にしてしまうことは、差別が生まれる種となってしまいます。またその関連する地域や国の国際的なイメージを壊し、世界に悪影響を与えてしまう可能性が非常に大きいとされています。

感染症の命名には規約がある?

ウイルスは国境を越えてやってくるため、明日は自分の身に降りかかるかもしれません。しかしその発生源とされる国や地域の人も同じような体験をしているので、差別することは当たり前のようにモラル違反ですよね!

そのために感染症の名前を決める際にはWHOが慎重に吟味して公表されます。2015年に感染症の名前を決める上で推奨しない言葉を公表しました。

命名に推奨されない言葉

  1. 国、都市、地域、大陸
  2. 人の名前、グループ
  3. 文化、職業、行事
  4. 動物の名前、食べ物の名前
  5. 過度な恐怖を煽る言葉

命名に推奨される言葉

  1. 一般的な病名 (呼吸器系、神経系、出血性)
  2. 感染者の詳細 (年齢、季節性、急性慢性)
  3. 病原体の名前 (コロナウイルス、インフルエンザウイルス)
  4. 発生した時期 (年度、季節)

COVID-19はどういう意味?

今回のコロナウイルスは、2月に『COVID-19』と名付けられました。『CO』はCorona(コロナ)のことを指しますが、コロナ自体は昔から存在は確認されていました。『VI』はVirus(ウイルス)で『D』はDisease(病気)です。後に付けられた『19』は2019年に流行したことを指しています。

改名される可能性はあるの?

適切か不適切な名前かというのは研究で明らかになります。たとえ違う名前をつけてしまったとしても、変更されることは実際にあり得る話です。

1918年にスペイン風邪が名前を変更されたように、最近でも2009年にメキシコなどの北米で大流行した『豚インフルエンザウイルス』ですが、研究をしていくにつれて豚が元凶ではないことが明らかになりました。

そのため、『豚インフルエンザ』を最初に感染者が確認された北米やメキシコの名を取って『北米インフルエンザ』や『メキシコインフルエンザ』に命名しようとしましたが、地域差別になると非難され、『A型インフルエンザ』に改名しました。

ここで紹介した前例のように、『中国ウイルス』『武漢ウイルス』と言った名前になる可能性はゼロに等しいです。個人で呼ぶのは自由ですが、それは差別行為と取られてしまう可能性がありますのでご注意を!

おすすめの記事